2025年6月28日、インド・デリーにて、現地代理店 Universal MEP Projects & Engineering Services Limited(UMPESL/Voltasグループ)主催の顧客向けセミナーが開催され、タジマもパートナーとして参加し、多くの参加者と刺繍の未来を語り合いました。


現地ニーズに応えるソリューションを発信
開会冒頭では、VoltasグループのCEOであるPradeep氏が来場者へ熱のこもったウェルカムスピーチを披露。150名以上の顧客・関係者が集い、インド市場の活気と期待の高さがうかがえる幕開けとなりました。
タジマからは、AI技術「i-TM」と自動布押え「DCP」による品質安定化と生産性向上に加え、使いやすさの向上を目的とした仕様のアップデート、インド市場のニーズに対応したオプション機器の充実など、現地の課題解決に向けた技術と取り組みを紹介しました。また、受注から生産までの刺繍サプライチェーンを包括的に支援する「DG.NET SaaS」についても紹介し、刺繍ビジネスにおける効率化・省人化の観点から、ソフトウェアによる業務最適化が今後さらに重要になることを訴求しました。

タジマ製品の特長と最先端技術をその場で体感
会場では、TMEZ-SCおよびTMBR2-SCを用いたライブデモンストレーションが行われました。細糸を使用したデザイン実演で参加者の関心を集めたのは、データに忠実なその刺繍表現。さらに、i-TMによる張力の自動最適化や、DCPによる段差のある素材への安定対応といった先進機能も、視覚的に分かりやすく伝わり、参加者からは驚きの声が上がりました。ソフトとハードの両面から生産現場の課題に応えるタジマの技術に、多くの参加者が足を止めて見入っていました。


未来に向けたパートナーシップの深化
セミナーには、タジマの刺繍機をご利用いただいている顧客だけではなく、タジマ製品の特徴や最新技術への理解を深めたいと考える参加者の姿も多く見られました。タジマが多様な分野で刺繍技術を応用していることに対して、「そんな取り組みがあるとは知らなかった」「刺繍の可能性が大きく広がっている」といった声も多く寄せられました。
刺繍ビジネスの次なる成長を模索する参加者との対話を通じて、インド市場の持つ可能性の大きさと、それに応えるための共創の重要性をあらためて実感する場となりました。地域に根ざしたパートナーとともに、変化するニーズや市場環境を的確に捉えながら、持続的な信頼と価値を築いていく——その未来に向けた共通理解を深めるきっかけともなりました。
今回のセミナーでは、現地パートナーとの連携によって、顧客と直接対話できる非常に貴重な機会となりました。
タジマでは、今後も各地域の代理店と連携し、グローバルにおける刺繍ビジネスの進化と価値創出をともに進めてまいります。
タジマ製品に関するご相談・ご要望がございましたら、お近くの代理店までお気軽にお問い合わせください。