昨今、パーソナライズ需要や推し活の広がりにより、刺繍ビジネスを始める方が増えています。
とはいえ、「刺繍機ってどんな種類があるの?」「どうやって選べばいいの?」と疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。

\刺繍ビジネスを始めたい方、必見!/
刺繍の基本から刺繍機選びのポイントまで詳しくお伝えします。
刺繍機といっても、大規模な工場で使用される刺繍機から、自宅で手軽に使えるコンパクトサイズの刺繍機まで、種類はさまざまです。
この記事では、刺繍機の種類や購入時に考慮すべきポイントについて詳しくご紹介していきます!


「そもそも刺繍機ってどんなもの?」と思っている方も多いかもしれません。
刺繍の基本をおさえながら、あなたの始めたい刺繍ビジネスにあった刺繍機を選んでいきましょう!

縫いの種類

刺繍には大きく分けて、「本縫い刺繍」と「環縫い刺繍」という2種類の縫い方があります。一般的に使用される刺繍機は、本縫い刺繍が中心です。
ここからは、この本縫い刺繍機を選ぶ際の検討ポイントについて詳しく解説していきます!

本縫い刺繍

上糸と下糸の2本を絡めて縫いを形成する方法です。一般的によく目にする刺繍は「平刺繍(ひらししゅう)」と呼ばれ、この本縫い刺繍に分類されます。
また、シークインやビーズを用いた刺繍加工も本縫い刺繍に含まれ、専用のアタッチメントを刺繍機に取り付けて作業を行います。

環縫い刺繍

1本の糸をループ状に縫いとめる方法で、独特の立体感や風合いが特徴です。たとえば、「サガラ刺繍」と呼ばれる刺繍がこれに該当します。ジャケットやワッペン、子供服などによく使用されます。

 

Point1|刺繍機の種類

針数

家庭用の縫製ミシンは1本の針で縫いますが、刺繍機は複数の針がセットされているのが特徴です。1針に1色の糸をセットすることで、糸を立て替える手間を省き、カラフルな刺繍をスムーズに縫うことができます。刺繍機の針数はメーカーや機種によって異なりますが、一般的には9~15針を備えたモデルが主流です。針数が多いほど、糸を交換する回数が少なくなるため、顧客のオーダーに応じて多種多様な柄を効率よく刺繍することができます。

ヘッド数

1つの刺繍柄を縫うのに必要な一連の刺繍装置は「ヘッド(頭)」と呼ばれ、各ヘッドには複数の針が備えられています。1つのヘッドのみを持つ刺繍機は「シングルヘッド(単頭機)」と呼ばれ、主に小規模な生産やカスタムオーダーに適しています。
一方、複数のヘッドを備えた刺繍機は「マルチヘッド(少数頭機・多頭機)」と呼ばれ、同じデザインの刺繍をヘッドの数だけ同時に制作できるのが特徴です。マルチヘッド刺繍機を使用することで、生産効率を大幅に向上させることが可能となり、大量生産や短納期の案件にも対応できます。

シングルヘッド機(単頭機)

1度の運転で1点の刺繍加工が可能なシングルヘッド刺繍機は、ネーム刺繍やカスタマイズ刺繍といったオーダーごとに1点ずつ仕上げるような場面に最適です。

マルチヘッド機(少数頭機:2~8ヘッド)

少数頭機は、ユニフォームやキャップへのロゴ刺繍など、小~中量の点数を効率よく刺繍する場面に適しており、生産性と柔軟性を兼ね備えています。

マルチヘッド機(多頭機:9ヘッド以上)

大規模な工場では、50ヘッドを超える大型の刺繍機も導入されています。アパレルOEM生産など、大量の製品に刺繍を施すシーンに最適です。

 

刺繍範囲

一度に刺繍できる最大の領域のことを刺繍範囲と言います。刺繍範囲が200mm × 300mmの場合、横幅200mm、縦幅300mm以内に収まるデザインやパターンを刺繍できます。ユニフォーム、キャップ、靴下など、刺繍を施したいアイテムやデザインに応じて、適した刺繍範囲を持つ刺繍機を選びましょう。大型のカーテンや寝具などに刺繍を施す場合は、反物に対応できるフラット機を使用することもあります。

回転速度

刺繍製品をより多く生産するためには、刺繍機の速度が重要なポイントとなります。刺繍機の速度は、1分間に針が何回上下(回転)するかで計測するのが一般的です。速度の単位にはrpm(revolutions/rotations per minute)が使用され、例えば1,200rpmは1分間に1,200回針が上下することを意味します。
刺繍の生産効率を高めるためには、適切な速度設定と安定した稼働が欠かせません。

便利なサポート機能

各メーカーは、初心者でも安心して使えるサポート機能を搭載した刺繍機を取り揃えています。刺繍機の操作スキルやオペレーターの確保に不安がある場合は、基本機能に加え、どのようなサポート機能が備わっているかを確認しておくとよいでしょう。
刺繍機メーカーによって標準搭載されている機能は異なるため、オペレーターの習熟度やビジネス環境に応じて、適切なサポート機能を備えた刺繍機を選ぶことが大切です。

タジマグループでは、オペレーターにとって使いやすい多彩な機能やオプションを提供しています!

上糸テンションの自動調整機能

布押えの自動調整機能

レーザークロスマーカー

下糸の自動交換装置

ヘッドごとの操作スイッチ

ユーザーフレンドリーなディスプレイ

枠の種類

刺繍を行う際には、生地を固定するための刺繍枠が必要です。製品や生地の種類、刺繍デザインのサイズに応じて適切な刺繍枠を選びます。適切なサイズの刺繍枠を使用することで、生地がしっかりと固定され、美しい仕上がりになります。
また、刺繍枠にはマグネットタイプやねじ止めタイプなど、さまざまな種類があり、使いやすさも重要なポイントです。刺繍機を選ぶ際には、対応する刺繍枠の種類が豊富かどうか、作業性が考慮されているかも確認するとよいでしょう。
様々なアイテムに施せるメーカー刺繍枠はこちら

 

Point 2|刺繍デジタイジングソフトでオリジナルデザインを制作

オリジナルの刺繍を施すには、刺繍機とは別に「刺繍データを作成する刺繍デジタイジングソフト」が必要です。家庭用の刺繍ミシンには、あらかじめ刺繍データが内蔵されているものもありますが、オリジナルデザインを刺繍したい場合は、1. 外注で刺繍データを作成してもらう、2.自分で刺繍デジタイジングソフトを使ってデータを作成する、という2つの方法があります。

自由にデザインを作成したい方には、刺繍デジタイジングソフトの購入がおすすめです!
オリジナルデザインを作れるようになると、刺繍の可能性が大きく広がります。ぜひご検討ください。

タジマグループでは、様々な刺繍デジタイジングソフトを取り扱っています!
刺繍デジタイジングソフトはこちらをご覧ください!

・創造力を形にする。あらゆるレベルに対応した刺繍デジタイジングソフト「DG」
・ネーム刺繍に特化した刺繍デジタイジングソフト「Autograph」
・SAI -彩-に標準付属されている刺繍デジタイジングソフト「WriterPLUS」

Point3 |購入時のサポート体制

信頼性の高いメーカーやブランドの刺繍機を選ぶことが重要です。以下のポイントに留意して選定するとよいでしょう!

  • 刺繍機の確認可否:実際の刺繍機を見て検討することができるか。
  • 情報の充実度:見積もりや購入に関して十分な情報が得られるか。
  • 導入時のサポート:納品や初期設定のサポートが十分か。
  • アフターサポート:使用中に故障した場合、迅速に修理を受けることができるか。
  • 販売・サポート体制:代理店や現地販売店の有無、オンラインでのサポート体制が整っているか。

 

Point 4|刺繍機の購入までの流れ

  • 1

    まずは、お住いの地域にある販売代理店にお問合せください!

  • 2

    ぜひ 実際に刺繍機を見て、触ってみてください!
    (展示会に参加する・ショールーム見学をする)

  • 3

    販売店を通じて、見積を取得してください!

  • 4

    比較検討/購入決定
    ※購入決定しましたら、搬入日時、決済方法の決定など販売代理店とご調整ください。



この記事では、「失敗しない!刺繍機選びのポイント」をご紹介しました!

タジマグループでは、刺繍ビジネスのスタートアップにおすすめ コンパクト刺繍機「SAI -彩-」から、AI機能を搭載した「TMEZシリーズ」、サガラ刺繍が可能な環縫いハンドル刺繍機「TCMX」など様々な刺繍機を取り扱っています。
世界代理店数は60社以上!世界160の国と地域に刺繍機をお届けしています。

購入検討されている方は、是非一度 タジマ販売代理店までお問い合わせください!
代理店一覧はこちら