製品詳細
タジマTMBU-SCシリーズは、帽子、シャツ等の通常の刺しゅう物に加えて、ゴルフバッグや旅行用のキャリーバッグなどの大型の製品にも対応する刺しゅう機です。重量物を支える昇降式テーブル、デジタル布押さえDCP、刺しゅう位置を正確に照射するレーザクロスマーカを標準搭載し、また使い勝手の良いマグネット枠「Mフレーム」も選ぶ事ができます。
厚い生地を確実に押えるデジタルコントロール布押えDCPを搭載
DCP によって刺繍時の生地の「ばたつき」を軽減しました。特に厚い生地や薄い生地、縫製された生地の折り目などを刺繍する場合に有効です。

生地の「ばたつき」とは?
刺繍時に生地が持ち上げられる事で「ばたつき」が発生し、目飛び、糸切りミス、刺繍の乱れの原因となります。

DCP は布押えを生地の厚みに合わせて最適な高さに設定する事も可能です。技術者によって行われていた作業が簡単に設定出来るようになりました
※DCPはDigitally Controlled Presser foot の略称です。
レーザクロスマーカー

製品の位置を確認するトレース時、レーザクロスマーカーは真上から製品を十字に照射し、厚みがある製品でも正確な位置を確認できます。
Mフレーム

マグネットで刺しゅう物を挟む為、枠の跡が製品に残りにくい優れた枠です。使い勝手が良く製品への刺しゅう位置もさらに選べます。
足踏み式昇降テーブル

昇降テーブルは、大きな製品の高さに合わせて足踏みで昇降する事が出来ます。加えて、通常の袋物枠、帽子などの枠はめの作業台としても利用できます。
刺しゅう物に合わせて高度な設定もできる
デジタル布押えDCPは生地の厚みに合わせて布押えの高さを操作パネルで調整可できます。また、タジマの推奨する刺しゅうソフトウェアTajima DG by Pulseにて、刺しゅうデザインに設定することも可能です。DCPは刺しゅうが難しい革や、繊細なシルク、キルト生地、3Dフォームなどに効果を発揮します。
主な仕様
機種 | 針数 | 1頭当たりの刺繍範囲 (縦×横) |
テーブル寸法 タテ×ヨコmm |
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原反枠 |
ワイド帽子枠 | 帽子枠 | 袋物枠 | ポケット枠 | |||||
TMBU-SC | 8 | 14 | 360×500 | 75×360 | 83×180 | 360×500 | 65×100 | 100×75 | 955×870 |
針数 | 8針,14針 |
回転数 | Max.1,200rpm |
重量 | 140kg |
サイズ | 全長:870mm,奥行955mm,全高1675mm |
消費電力 | 最大160W |
電源 | 単相100-120V,200-240V 50Hz/60Hz |
メーカーオプション

小径から大径、異形や偏芯シークインを刺繍する装置

スタート位置を合わせる際、生地で隠れた針穴の位置をLEDライトで点灯表示することで、常に針の位置を確認する事が可能

ロックローズの縫い付けが可能

針元を明るく照らし作業性向上

オペレーターの安全性を考慮し刺繍ヘッドに近づくと縫いの作業が停止する安全装置
オプション
刺しゅう枠オプション

(360mm×500mm)
対象物:Tシャツやトレーナー、ユニフォーム

(75mm×360mm)
対象物:帽子
帽子の周囲270°までの刺繍を可能

(360mm×500mm)
対象物:ワッペンや置縫い等の通常刺繍

(50mm×30mm)
対象物:靴下、リストバンド

(100mm×75mm,
65mm×100mm)
対象物:Tシャツの袖、ポケット、帽子

対象物:ポーチ、トートバッグ